レコーディングエンジニアの仕事内容は?音楽スタジオで何をしているのか解説

レコーディングエンジニアの仕事内容は?音楽スタジオで何をしているのか解説

好きなアーティストの曲を聴いていて、「この音って誰が録っているんだろう?」と思ったことはありませんか?

ボーカルやギター、ドラムなどの演奏を録音し、作品として聴ける音へ仕上げていく仕事の一つがレコーディングエンジニアです。

ただ、レコーディングエンジニアの仕事は「録音ボタンを押すだけ」ではありません。

録音前の準備、マイクの選択やセッティング、録音中の操作、録った音の編集、音量や音質のバランスを整えるミキシングなど、音源制作のさまざまな工程に関わります。

今回は、レコーディングエンジニアは音楽スタジオで何をしているのか、仕事内容を初心者向けに紹介します。

※以下の掲示板形式のやり取りは、記事内容を分かりやすくするために作成した架空の会話です。実際の5ch投稿ではありません。

掲示板風トーク①「レコーディングエンジニアって録音ボタン押す人?」

2:名無しさん

歌手がスタジオで歌ってる時にガラスの向こうにいる人?

5:名無しさん

ミキサーみたいなの触ってる人やな

8:名無しさん

録音ボタン押すだけならワイでもできそう

11:名無しさん

>>8
そんな簡単ならみんなエンジニアになっとるw

14:名無しさん

マイクの置き方でも音変わるんやろ?

17:名無しさん

録った後に音を混ぜる作業もあるぞ

20:名無しさん

思ってたより音作る側の仕事なんやな

23:名無しさん

まず録音の流れから教えてくれ

レコーディングエンジニアとは?

レコーディングエンジニアは、アーティストの歌や演奏を録音し、作品に使用する音を作っていく音響スタッフです。

レコーディングでは、マイクやケーブルなどの準備から、マイクのセッティング、録音、編集、ミキシングなどさまざまな作業があります。

専門学校ESPエンタテインメント東京の音響エンジニアコースでも、レコーディング分野として録音・編集・ミキシングの基礎から、マルチトラック録音やプラグインを使った音響処理、ジャンルに応じた音作りなどを学ぶカリキュラムが紹介されています。

つまり、単純に演奏を記録するのではなく、アーティストの意図を音として表現していくことにも関わる仕事なんです。

レコーディングエンジニアの仕事内容とレコーディングの流れを解説した図解

レコーディングエンジニアの主な仕事内容

実際の仕事内容はスタジオや作品、担当範囲などによって異なりますが、レコーディングでは大きく次のような作業があります。

  • レコーディング前の準備
  • マイクや機材のセッティング
  • 楽器・ボーカルの録音
  • 録音した音の確認
  • 音源の編集
  • ミキシング

それぞれどんな作業なのか、もう少し詳しく見てみましょう。

① レコーディング前の準備

録音を始める前には、使用するスタジオや機材を準備します。

レコーディングする楽器や編成などに合わせて、マイク、マイクスタンド、ケーブルなどを用意し、録音できる状態を作っていきます。

ESPのレコーディング関連の授業でも、レコーディングやミックスに加えて、マスタリングについて学ぶ内容があります。

ただし、実際の音楽制作では担当範囲や分業の仕方は現場によって異なり、マスタリングを専門に担当するマスタリングエンジニアもいます。

② マイクをセッティングする

ボーカルや楽器の音を録るために、マイクをセッティングします。

レコーディングでは、ダイナミックマイクやコンデンサーマイク、リボンマイクなど、さまざまな種類のマイクが使われます。

どのマイクを使うかだけでなく、どこに、どのように設置するかも録音する音に関わる重要なポイントです。

③ 楽器やボーカルを録音する

準備が整ったら、実際にアーティストの演奏や歌を録音します。

現在のレコーディング現場では、コンピューター上で音声を録音・編集するDAWが広く使われています。

ESPでも、音楽制作・レコーディングで使用されるPro Toolsを使った実習が行われています。

録音中は機材を操作するだけでなく、アーティストや制作スタッフとコミュニケーションを取りながら作業を進めます。

掲示板風トーク②「マイク置くだけでも奥深そう」

34:名無しさん

マイクって歌う人の前に置けば終わりじゃないん?

37:名無しさん

ドラムとかマイク何本も立ってるの見たことある

40:名無しさん

位置変えただけでも録れる音変わるからな

43:名無しさん

ワイ「ここでええやろ」→たぶん全然よくない

46:名無しさん

マイクの種類まで覚えるの大変そう

49:名無しさん

機材好きには沼で楽しそうやけどな

52:名無しさん

録音した後は何するん?

録音した音はそのまま完成ではない

歌や演奏を録音したからといって、そのまま作品が完成するわけではありません。

録音した素材を確認し、必要に応じて編集したり、それぞれの音のバランスを整えたりする工程があります。

音源を編集する

録音した音源をDAW上で確認し、作品づくりに必要な編集を行います。

レコーディングでは複数のテイクを録ることもあり、制作方針に沿って素材を扱っていきます。

こうした作業にも、DAWを正確に操作する技術が必要になります。

ミキシングを行う

ミキシングは、録音したボーカルやギター、ベース、ドラムなどの音を組み合わせ、作品としての音を整えていく工程です。

音量や音質、左右の配置、エフェクトなどを調整しながら、それぞれの音がどのように聞こえるかを整えていきます。

ESPのレコーディング専攻でも、録音・編集とともにミキシングが基礎技術として扱われています。

掲示板風トーク③「録った後の方が仕事多くない?」

63:名無しさん

歌録ったら完成だと思ってました

66:名無しさん

そこから編集してミックスするんやな

69:名無しさん

ギター大きすぎて歌聞こえんとか調整する感じ?

72:名無しさん

ざっくり言えばそういうバランスも整える

75:名無しさん

イヤホンで普通に聴いてる曲の裏でそんな作業してるんか

78:名無しさん

曲聴く時の見方変わりそう

ミキシングとマスタリングは同じ?

レコーディングについて調べると、「ミキシング」と一緒にマスタリングという言葉もよく出てきます。

大まかには、ミキシングでは複数の録音素材を組み合わせて一つの楽曲として音を整え、その後のマスタリングでは完成したミックス音源を作品として仕上げていきます。

ESPのレコーディング関連の授業でも、レコーディングやミックスに加えて、マスタリングについて学ぶ内容があります。

ただし、実際の音楽制作では担当範囲や分業の仕方は現場によって異なり、マスタリングを専門に担当するマスタリングエンジニアもいます。

レコーディングエンジニアとPAスタッフの違いは?

どちらも「音」を扱う仕事なので、PA・音響スタッフとの違いが分かりにくいかもしれません。

大まかに整理すると、

  • レコーディングエンジニア → スタジオなどで作品として残す音を録音・制作する
  • PAスタッフ → ライブやコンサート会場で観客や出演者へ届ける音を調整する

という違いがあります。

もちろん音響について共通する知識も多く、ESPの音響エンジニアコースでも、1年次にはPAとレコーディングの両方を学び、2年次から専門性を深める構成になっています。

→「PA・音響スタッフの仕事内容は?ライブ中は何をしているのか解説」もあわせて参考にしてください。

掲示板風トーク④「PAと同じ音響でも全然違うんやな」

90:名無しさん

PAはライブ、レコーディングはスタジオって覚えればええ?

93:名無しさん

入口としては分かりやすい

96:名無しさん

PAはその場で客に音届ける

99:名無しさん

レコーディングは後から何回も聴かれる作品を作る感じか

102:名無しさん

どっちも音の知識必要なのは同じやな

105:名無しさん

音響の仕事って思った以上に分野広いな

レコーディングエンジニアにはどんな知識が必要?

レコーディングでは多くの機材やソフトウェアを扱います。

ESPのカリキュラムを見ると、例えば次のような内容が学ばれています。

  • マイクの種類と取り扱い
  • ケーブルや信号の流れ
  • ミキサーの基本
  • マイキング
  • Pro ToolsなどDAWの操作
  • 楽器・ボーカルの録音
  • 音源編集
  • ミキシング
  • 音響処理

機材を操作できるだけでなく、アーティストや制作スタッフと一緒に作品を作るため、音楽を聴き取る力やコミュニケーションも大切になってきます。

未経験からレコーディングエンジニアを目指せる?

レコーディングには専門的な機材やソフトウェアが使われるため、音響や録音についての知識・技術を身につける必要があります。

学び方の一つとして、音響系の専門学校などで録音やミキシング、DAWの操作などを基礎から学ぶ方法があります。

ESPエンタテインメント東京の音響エンジニアコースでは、1年次にPAとレコーディングを幅広く学び、2年次にはレコーディング専攻を選択して専門性を深めることができます。

レコーディング専攻の卒業後の進路として、レコーディングスタジオ、マスタリングスタジオ、MAスタジオ、ポストプロダクション、放送局関係などが紹介されています。

掲示板風トーク⑤「音楽好き+機材好きなら気になる仕事だな」

116:名無しさん

ワイDTMちょっとやってるけど興味出てきた

119:名無しさん

DAW触ったことあるなら仕組みに興味持ちやすそう

122:名無しさん

でもプロのスタジオ機材見たら固まりそう

125:名無しさん

最初から全部分かる人おらんやろ

128:名無しさん

好きなアーティストの曲作りに関われたら面白そうやな

131:名無しさん

スタッフの名前までクレジット見るようになりそう

レコーディングエンジニアに向いている人

仕事内容から考えると、次のような人はレコーディングエンジニアという仕事に興味を持ちやすいでしょう。

  • 音楽を聴くことが好き
  • 音の違いに興味がある
  • マイクやミキサーなどの機材が好き
  • DAWや音楽制作に興味がある
  • 細かな作業を積み重ねるのが好き
  • アーティストの作品づくりを裏側から支えたい

ESPの講師も、レコーディングエンジニアについて「新しい作品をアーティストと一緒に作り上げていく」仕事と紹介しています。

表舞台に立つ仕事ではありませんが、普段私たちが聴いている音楽を作品として形にしていく重要なスタッフの一人なんですね。

まとめ

レコーディングエンジニアは、アーティストの歌や演奏を録音し、作品としての音を作っていく仕事です。

録音前の準備、マイクのセッティング、楽器・ボーカルの録音、音源の編集、ミキシングなど、仕事内容は多岐にわたります。

「スタジオで録音ボタンを押している人」というイメージだけでは分からないほど、音楽作品の制作に深く関わっています。

次に好きな曲を聴くときは、ボーカルやギター、ドラムなど、それぞれの音がどのように聞こえているかにも注目してみてください。

その音の裏側には、レコーディングエンジニアをはじめ、多くのスタッフの仕事があります。


参考:
専門学校ESPエンタテインメント東京「音響エンジニアコース」
専門学校ESPエンタテインメント東京「施設・設備」

※本記事の掲示板形式の会話は、実際の5ch投稿を転載したものではありません。公開情報やネット上で見られる意見などを参考に、記事内容を分かりやすく紹介するために編集・作成した架空のやり取りです。