コンサート制作スタッフの仕事内容は?ライブができるまでの仕事を解説

コンサート制作スタッフの仕事内容は?ライブができるまでの仕事を解説

ライブやコンサートというと、ステージに立つアーティストや、PA・照明スタッフなどを思い浮かべる人が多いかもしれません。

でも、そのライブを「いつ、どこで、どんな内容で開催するのか」を考え、実際の公演へ向けて準備を進めていくスタッフもいます。

それがコンサート制作スタッフです。

企画を考えるだけではなく、予算の作成、会場の選定、アーティストのブッキング、スタッフとの調整、宣伝、本番当日の運営など、ライブが完成するまでにはたくさんの仕事があります。

今回は、コンサート制作スタッフはどんな仕事をしているのか、ライブが企画されてから本番を迎えるまでの流れを初心者向けに紹介します。

※以下の掲示板形式のやり取りは、記事内容を分かりやすくするために作成した架空の会話です。実際の5ch投稿ではありません。

掲示板風トーク①「ライブって誰が作ってるん?」

2:名無しさん

ライブってアーティストが「ツアーやります!」って決めたら始まるん?

5:名無しさん

さすがに会場とか予算とか決める人おるやろ

8:名無しさん

PAと照明集めたらライブできるんちゃうの

11:名無しさん

>>8
会場「ワイの予約は?」

14:名無しさん

予算「呼んだ?」

17:名無しさん

スタッフのスケジュール調整もあるぞ

20:名無しさん

ライブ始まる前の仕事多すぎて草

23:名無しさん

その辺まとめて動かすのが制作なん?

コンサート制作スタッフとは?

コンサート制作スタッフは、ライブやコンサートを企画し、実際の公演として形にしていく仕事です。

専門学校ESPエンタテインメント東京のコンサート制作専攻では、ライブイベント制作の仕事として、コンセプトの決定、予算の作成、アーティストのブッキング、会場の選定、当日の運営などが紹介されています。

さらに、集客のための宣伝や、PA・照明などのテクニカルスタッフとの連携もライブ制作に必要な仕事として扱われています。

学校法人東放学園でも、コンサート制作について、予算やツアー規模などを考え、会場のコーディネートや舞台監督・PAなどのスタッフ手配を行いながら公演の中身を作る仕事と紹介しています。

つまり制作スタッフは、ステージ上で一つの技術を担当するというより、ライブ全体を形にするために多くの人や仕事をつないでいく役割なんです。

コンサート制作スタッフの仕事内容とライブ開催までの流れを解説した図解

コンサート制作スタッフの主な仕事内容

担当する会社や公演の規模によって仕事の範囲は異なりますが、ライブ制作では主に次のような仕事があります。

  • ライブ・イベントの企画
  • コンセプトの決定
  • 予算の作成・管理
  • アーティストのブッキング
  • 会場の選定・調整
  • PA・照明・舞台などスタッフとの調整
  • 宣伝・集客に関する準備
  • リハーサルに向けた準備
  • 本番当日の運営

では、ライブができるまでの流れに沿って見てみましょう。

① ライブの企画・コンセプトを考える

まずは、どんなライブやイベントを作るのかを考えます。

出演するアーティストやイベントの目的などに合わせて、ライブのコンセプトや規模、内容などを検討していきます。

ESPのコンサート制作専攻でも、学生自身がライブイベントを企画・運営し、コンセプト決定から実際の公演運営まで経験する実習が行われています。

② 予算を作る

ライブを開催するには、会場費やスタッフに関する費用、舞台・音響・照明など、さまざまな費用が関わります。

そのため制作では、どのくらいの規模で、どのような公演を作るのかを考えながら予算を組んでいくことも重要です。

東放学園では、ライブ・コンサート制作について、アーティストのスケジュールやプロモーション計画などに合わせて企画し、会場規模や公演本数などとともに予算を組んでいくと説明しています。

③ 会場を決める

ライブの規模や内容などに合わせて会場を検討します。

ライブハウス、ホール、アリーナなど、会場によって収容人数や設備、ステージの条件なども異なります。

ESPのコンサート制作専攻でも、会場の選定はライブイベント制作を学ぶうえでの実践内容の一つとして紹介されています。

④ アーティストをブッキングする

イベントによっては、出演してもらうアーティストを決め、出演に向けた調整を行います。

こうした出演者の手配は「ブッキング」と呼ばれます。

ESPでも、コンサート制作専攻の実習内容としてアーティストのブッキングが挙げられています。

掲示板風トーク②「まだライブ始まってないのに仕事多すぎ」

35:名無しさん

企画して会場決めて出演者決めるのか

38:名無しさん

その前に予算というラスボスがおる

41:名無しさん

やりたい演出全部入れたら予算「無理です」ってなりそう

44:名無しさん

会場も好きな日が空いてるとは限らんしな

47:名無しさん

出演者の予定も合わせるんやろ

50:名無しさん

パズルみたいな仕事で草

53:名無しさん

調整力めっちゃ必要そう

PA・照明・舞台スタッフなどを手配・調整する

ライブを実際に開催するには、制作スタッフだけではできません。

例えば、

  • PA・音響
  • 照明
  • 舞台
  • ローディー・楽器関連スタッフ
  • 会場運営スタッフ

など、多くのスタッフが関わります。

東放学園では、コンサート制作会社が公演の構成や演出を決め、各担当スタッフへ細かな指示を出しながらコンサートを形にしていくと説明しています。

ESPでも、コンサート制作では音響や照明などテクニカルスタッフとの連携を学ぶことが明記されています。

これまでTENJIKU MUSIC WORKSで紹介してきたPA、照明、ローディーなども、こうしたライブ制作の中で連携するスタッフなんですね。

ライブの宣伝・集客も重要

ライブを作っても、お客さんに開催を知ってもらわなければチケット購入にはつながりません。

そのため、ライブ制作では宣伝や集客について考えることもあります。

ESPのコンサート制作専攻では、予算管理や集客のための宣伝もライブ制作のノウハウとして学ぶ内容に含まれています。

ただし、実際の現場では制作会社、プロモーター、アーティスト側などで役割が分かれていることもあります。

コンサート制作とコンサートプロモーターは違う?

ライブ業界を調べていると、「コンサートプロモーター」という仕事も出てきます。

会社や公演によって担当範囲は異なりますが、東放学園では大まかに、

  • コンサート制作 → 公演内容、予算、スケジュール、演出、スタッフ手配などを進める
  • コンサートプロモーター → 担当地域での会場手配、宣伝、チケット販売、当日の運営など興行を支える

という役割で紹介しています。

実際には両者が連携しながらツアーや公演を進めるため、仕事内容が重なる部分もあります。

掲示板風トーク③「制作スタッフってずっと電話してそう」

64:名無しさん

アーティスト、会場、PA、照明、舞台…連絡先何件あるんや

67:名無しさん

メール開いたら未読100件とかありそうで怖い

70:名無しさん

そこは架空の話を盛るなw

73:名無しさん

でも関係者多いから調整は大変そう

76:名無しさん

自分だけ仕事終わればOKじゃないのは分かった

79:名無しさん

全体見ながら進めるタイプの仕事やな

本番前にはリハーサルや最終確認

本番が近づくと、リハーサルや各スタッフとの確認を重ねながら、公演を実際に動かせる状態へ仕上げていきます。

東放学園では、コンサート制作の仕事として、本番に向けたリハーサルのスケジュールやスタジオの確保、演出内容に合わせたスタッフの手配なども紹介しています。

ステージ上の演出だけでなく、誰がどのタイミングで何をするのかなど、多くの関係者が同じ公演を作れるように準備を進めます。

ライブ本番当日は何をする?

ライブ本番当日は、これまで準備してきた内容をもとに公演を運営します。

ESPのコンサート制作専攻でも、企画から当日の運営までを学生が経験する実践的な授業が行われています。

制作スタッフは自分でPA卓を操作したり照明を動かしたりすることが中心ではなく、それぞれの専門スタッフと連携しながら公演全体を支えます。

事前に準備してきたスケジュールや内容を確認しつつ、関係するスタッフと情報を共有しながら本番を進めていくことになります。

掲示板風トーク④「本番の日が一番忙しいん?」

91:名無しさん

当日が本番なんだから一番仕事多そう

94:名無しさん

でもそこまで何か月も準備してる場合あるんやろ

97:名無しさん

本番1日だけ見て仕事内容判断できんやつやな

100:名無しさん

ライブ始まった瞬間に「やっとここまで来た」ってなりそう

103:名無しさん

そこで問題起きたら対応も必要だろうしな

106:名無しさん

裏方だけどライブ全体見てる仕事って感じ

ライブの準備はいつから始まる?

ライブ制作は、本番の数日前に始まる仕事ではありません。

東放学園では、ライブ・コンサート制作について、公演規模によっては開催の1年以上前から仕事が始まることもあると紹介しています。

特に大規模なツアーでは、アーティストのスケジュール、会場、スタッフ、予算、演出など、多くの条件を調整する必要があります。

私たちが数時間楽しんでいるライブの裏側では、かなり前から準備が進められている場合があるわけです。

コンサート制作スタッフにはどんな力が必要?

仕事内容を見ると、制作スタッフは多くの人と関わりながら仕事を進める職種です。

特に役立つのは、

  • スケジュールを管理する力
  • 予算を考える力
  • 多くの関係者と調整する力
  • 情報を整理する力
  • コミュニケーション力
  • ライブや音楽への興味

などです。

コンサート制作では、企画や予算管理、会場の調整、出演者のブッキング、宣伝、テクニカルスタッフとの連携、当日の運営など、多くの仕事を並行して進めます。

そのため、事前の段取りやスケジュール管理、多くの関係者と連携・調整しながら公演を形にしていく力が重要になる仕事です。

ライブが好きという気持ちに加えて、「いろいろな人と相談しながら一つのものを完成させるのが好き」という人にとっても興味深い仕事でしょう。

未経験からコンサート制作スタッフを目指せる?

コンサート制作について学ぶ方法の一つとして、音楽・エンタメ系の専門学校などで企画や運営を学ぶ方法があります。

ESPエンタテインメント東京には現在、マネジメント/制作コースの中にコンサート制作専攻があり、ライブイベントの企画・運営を実践しながら学ぶカリキュラムがあります。

卒業後の進路としては、コンサート制作会社、コンサートプロモーター、チケット販売会社、舞台監督会社、舞台美術会社などが挙げられています。

また、ライブ制作は音響・照明・舞台など多くの職種と連携するため、それぞれのスタッフがどんな仕事をしているのかを知っておくことも役立ちます。

掲示板風トーク⑤「ライブ好きだけど裏方にもいろいろあるんやな」

118:名無しさん

PAみたいに機材触る仕事とはかなり違うな

121:名無しさん

技術職というより企画と調整する側か

124:名無しさん

ライブ企画するの楽しそうだけど予算管理で現実に戻されそうw

127:名無しさん

でも自分が関わったライブに客入って盛り上がったら嬉しそう

130:名無しさん

PA、照明、ローディー、制作まで知るとライブの見え方変わるな

133:名無しさん

スタッフロール見るの好きになりそう

まとめ

コンサート制作スタッフは、ライブやコンサートを企画し、さまざまなスタッフと連携しながら実際の公演へ形にしていく仕事です。

企画やコンセプトの決定、予算作成、アーティストのブッキング、会場選定、宣伝、PA・照明・舞台などとの調整、リハーサルの準備、本番当日の運営など、仕事は多岐にわたります。

ライブ本番は数時間でも、その公演を実現するための制作は何か月も前から進んでいる場合があり、大規模な公演では1年以上前から動き始めることもあります。

これまで紹介してきたPA、照明、ローディーなどがそれぞれの専門分野からライブを支えるのに対して、制作スタッフはそれらの仕事をつなぎながらライブ全体を形にしていく側と考えると分かりやすいでしょう。

ライブへ行ったときには、ステージ上だけでなく、「この公演が開催されるまでにどんな人たちが動いていたんだろう?」と想像してみると、また違った見方ができそうですね。


参考:
専門学校ESPエンタテインメント東京「マネジメント/制作コース」
学校法人東放学園「コンサート制作」
学校法人東放学園「コンサート制作、コンサートプロモーターになるには」

※本記事の掲示板形式の会話は、実際の5ch投稿を転載したものではありません。公開情報やネット上で見られる意見などを参考に、記事内容を分かりやすく紹介するために編集・作成した架空のやり取りです。